(※この記事は2023年2月4日に更新しています)
この記事は、以下のような方におすすめです。
- TOEICで目標の点数を取るためになにから始めればいいかわからない
- 短期間でTOEICの点数を上げたい
- 自分になにが不足しているのか把握したい
- ロードマップってなんかかっこいいから何か知りたい

皆さんはTOEICをなんのために勉強しているのでしょうか?
中には短期間のうちに結果を出す必要があるという方もいると思います。
特に大学院入試のために勉強している方は、少しでも専門科目に多く時間を使いたいですよね。
今回は少しでも効率よくTOEICの点数を上げるために、2か月で300点上げた私が作成したロードマップを紹介していきたいと思います。
これからTOEICの勉強を始める方はもちろん、勉強途中で伸び悩んでいる方にも足りない部分を見つけ出せるようにしてあります。

つまり、TOEICを勉強している全ての方におすすめですので、ぜひ一度ご覧ください
目次
1.TOEICの点数が伸びる人の特徴

TOEICの点数を伸ばすためには、伸ばしてきた人がどのような特徴を持っているのかを理解することが大切です。
まず初めに、TOEICの点数が伸びる人の特徴を挙げていきます。
- 自分の得意不得意を理解している
- 目標達成までの逆算ができている
- 目標達成後の未来が明確に考えられている
それぞれもう少し詳しく解説していきます。
1-1. 自分の得意不得意を理解している
TOEICの勉強をする際、とりあえず満遍なく勉強していませんか?
一見隙のない勉強ができているように思えますが、そんなことはありません。
人によって必ず重点的にやるべきPARTがあるはずなんですね。
つまり、自分の得意・不得意を把握しているということが大切なんです。
大まかに言うと、リスニングとリーディングではどちらが苦手ですか?
リスニングが苦手なら、リスニングの何が苦手なのかを考えてみましょう。
- 長い文を瞬時に和訳するのが苦手なのか?
- 聞き取れない単語が多いのか?
- 選択肢が読みきれないのか?
このようにいろいろな原因が考えられます。
リーディングも同様です。

苦手な原因を分析することにより、効率よく勉強を進めていくことができるようになります
まずは自分の得意不得意を分析しましょう。
1-2. 目標達成までの逆算ができている
次に目標達成までの逆算ができているという特徴です。
目標とは、TOEICで言うと点数です。
今の段階で何点取れて、目標点数のためには後何点必要ですか?
このように、目標までどれくらい努力する必要があるのか逆算することも大切です。

具体的な数値として目標を意識することで、無駄な勉強を省くことができます。
逆算ができることのメリットとしては、以下のようなことがあります。
- To do リストが作りやすくなる
- 根拠のある自信につながる
- 余計な勉強をしなくて済む
つまり、最短で目標点数を達成するためには、目標からの逆算が必要なのです。
考えてなかった方は一度考えてみてください。
1-3. 目標達成後の未来が明確に考えられている
最後に、1番重要な目標達成後についてです。

皆さんは何のためにTOEICを受けますか?
様々な理由があると思いますが、何をするにも目標って大事ですよね。
ましては勉強となれば、特に目標は大事となってきます。
勉強していて伸び悩んだり、遊んでしまいたくなったりするときもあると思います。
そんな時に、最初に勉強する理由として掲げた目標を思い出してみてください。
目先の幸せではなく、目標達成後の明るい未来を想像できると、最短で目標を達成できますよ
2.ロードマップはなぜ必要なの?

まずはロードマップの必要性について説明していきます。
ロードマップは、次のように定義されています。
「具体的な達成目標を掲げた上で、目標達成の上でやらねばならないこと、困難なことを列挙し、優先順位を付けた上で達成までの大まかなスケジュールの全体像を、時系列で表現した書物である。」
Wikipedia より
つまり、目標達成のための筋道的なものですね。
ロードマップを作成することによって、自分の課題を見つけることができたり、目標まであとどのくらいなのかを視覚的に把握することができたりするので、非常におススメです。
ですがこのロードマップを勉強前や勉強中に作成するのはとても難しいので、今回私が作成したロードマップを紹介させていただきます。
このロードマップを参考に、自分の足りない部分や得意な部分を見つけ出して自分なりのロードマップを作成してみてください。
3.ロードマップ

おおまかなロードマップは以下のようになります。
- まず一度模試を解く
- 単語帳をやり込む
- リスニングを極める
- ➁、➂を習慣化する
- 各パート対策をしていく
- 本番直前用ノートを作る
- 本番前にもう一度模試を解く
- 直前対策をする
ここからは、ロードマップを1つ1つ細かく解説していきます。
3-①. まず一度模試を解く
「まず敵を知る」と〇進の先生が言っていたように、まずは自分がどのくらいTOEICに太刀打ちできるのか確かめることが必要です。
そのため、まずは一度模試を解いてみましょう。できれば本番と同じ2時間測って。
帰国子女でもない限り一回目で全問解き終えることはかなり難しいでしょう。
でもそれでいいんです。

「あ、解き終わらないんだ」ということを把握してください
解き終わらないとわかることにより、同時に以下のような課題が見つかってくるはずです。
- 英文を読むのに時間がかかる
- 語彙力が足りない
- リスニングが全然聞き取れない
中でも『語彙力が足りない』と感じる方は多いのではないでしょうか?
ある程度テクニックが存在するTOEICといえどやはり最低限目標点に合わせた単語レベルは必要になってきます。
もし語彙力が足りていると感じた方は次に紹介する➁は無視して➂に進んでください。
この段階では高い点数を取ることが目的ではないので、一度模試を解いて自分の弱点を見つけてしまいましょう。
早い段階から自分の弱点を把握できているということは、長い目で見た時に非常に有利に働いてくるので、絶対に1度は模試を解きましょう。
3-②. 単語帳をやり込む
さて、➀で語彙力が必要だと感じた方は単語帳をやり込む必要がありますよね。
単語の覚え方についてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、こちらを参考に取り組んでみてください。
目標の点数にもよりますが、初めからハイレベルで自分に合っていない単語帳を使っても効率が良いとは言えません。

焦らずに自分のレベルに合った単語帳から始めましょう
単語の勉強はつまらないですが、単語をある程度覚えられるとそれだけで数十点上がることもありますので、単語だけはおろそかにならないように頑張りましょう。
3-③. リスニングをやり込む
単語と同時に勉強を始めて欲しいのが、リスニングです。
なぜかというと、リスニングほど慣れによって上達するものはないからです。
普段英語を聞き慣れていない方からしたら意味の分からない言語に聞こえますが、英語だって海外では普通の言語として話されているわけです。
赤ちゃんだって英語を聞き続けているから英語を聞いて喋れるようになるんですから、いつ始めても遅いということはありません。

大事なのは、毎日聞いて慣れることです
この時聞くのは別にTOEICの教材でなくてもかまいません。
好きな映画の字幕版でも洋楽でもいいので、とにかく英語を聞く機会を増やし、英語に対する抵抗感をなくしていきましょう。
TOEICのリスニング対策についてはこちらの記事で紹介しているので、気になる方はご覧ください。
3-④. ②③を習慣化する
➁➂を始めたら、次にこれを習慣化しましょう。
単語とリスニングは慣れが大事であるということは先ほどから説明していますよね。
この2つは少しの時間でもいいので毎日継続して行いましょう。
しかし毎日継続するのって結構大変なことですよね。
過去になにかを習慣化しようとして失敗した経験があるという方は、以下のことを意識して行ってみてください。
- 初めから高い目標を持たない
- 自分でこまめにご褒美を設定する
- スキマ時間を有効活用する
『習慣化』に成功したらだいぶ英語の勉強に対する抵抗感もなくなってきます。
習慣化できるようになったら、ここからさらに細かい対策を行っていきましょう。
3-⑤. 各パートの対策をする
ここで初めてパート別の対策に入ります。
TOEICはPart1~7まであり、人によってかなり得意不得意の差があります。

自分がどのパートが得意でどのパートが不得意なのか把握しておくようにしましょう。
主にリーディングパートが苦手だという方は、こちらの記事をご覧ください。
各パートの対策は単語の勉強と比べて退屈しないはずです。
パートごとに参考書を用意して、自分の苦手パートを補っていきましょう。
ここまででTOEICの対策としてはほぼ完了といっても過言ではないです。
後は本番に向けた対策を行っていけば、目標の点数を目指せるでしょう。
3-⑥. 本番直前用ノートを作る
これまでに紹介した➀~⑤を本番直前まで継続していくのですが、継続していく中で行っていて欲しいことがあります。
それは、本番直前用に『自分オリジナルの不得意かき集めノート』を作成するということです。
このノートには以下のような内容を書くようにしましょう。
- 問題を解いている時に出現した難しい単語
- 間違えてしまった問題と解答
- 一目でわかるポイント
- 和訳が不安な文の和訳
このような本番直前用ノートを作ることで、自分が苦手だと感じている部分が一目でわかります。

これがTOEICの得点を1番効率よく伸ばすうえで一番重要です
特に本番直前では、新しい問題を解くよりも今まで解いて間違えてしまった問題を復習することの方が大事です。
なぜかというと、本番前の短期間では新しい問題は吸収しきれない可能性が高いからです。
『問題を吸収する』ということは、本番で似たような問題が出た時に思い出して解答を導き出せるということです
これは1回解いただけでは難しく、何回も復習を重ねてやっと導けるようになります。
TOEICの点数はその連続で伸びていくのです。

本番直前用ノートでは間違えた問題の復習を本当に効率よく行うことができます
私はこのノートを、以下の手順で作っていました。
- 間違えた問題を書き写す
- 単語・和訳など間違えた原因となった要素を加える
- ポイントがあれば加える
- 重要度分類を行う
このように自分にとって見やすい復習用ノートを作って、効率よく点数を伸ばしましょう。
3-⑦. 本番前にもう一度模試を解く
本番3日ほど前になったら、最後に模試を本番の時間と揃えて解きましょう。

一度解いたことのある模試でも構いませんし、解いたことのない模試でも構いません
解いたことのある模試が十分に復習できていない場合や、1度受けてから時間がしばらく経ってしまっている場合にはもう一度解く価値があるので、再度時間を計って解いてみましょう。
この時、3つのうちどれかの思考になると思います。
- 思ったような点数が取れなかった、、残念
- 予想通りの点数だった。まあまあ
- 予想以上の点数がとれた!やった
それぞれその後の考え方を紹介していきます。
➀思ったような点数が取れなかった
①と感じたあなた。
一瞬落ち込んでしまうかもしれません。
しかしあなたはラッキーです。
本日悪い運を使い果たしました。
自分が苦手と感じる問題が多かったり、勘で答えた問題が間違っていたり、とにかくツイてない模試だったんです。

本番にこの運の悪さを引かなくてよかったと安心して本番に臨みましょう
➁予想通りの点数だった
②と感じたあなた。
あなたは本番に向けてかなり順調に進んでいると言えます。
今回の模試の感覚をそのまま本番で発動できれば、本番でも同じくらいの点数を難なく取れるでしょう。
今回の模試でせっかく出会えた難問たちはしっかりと復習して、本番で同じような問題が出たらラッキーと思って正解してやりましょう。
➂予想以上の点数が取れた
最後に③と感じたあなた。
おめでとうございます。素晴らしいです。
今すぐにでも両手を上げて声を荒らげてやりたいですよね。
でもすこーし待ってください。
勘で答えた問題に注目してみてください。
勘でたまたま正解できた問題が多かったのであれば、油断はできません。
実力ではもう少し低い点数しか取れないのかもしれない、、と謙虚に思い、ちゃんと復習しましょう。

ですが自信を持つことも大切なので、素直に自分を褒めてあげましょう
このように、直前の模試はどう転んでも考え方次第でプラスに捉えることができます
本番前になったら是非1度模試を解いてみてくださいね。
3-⑧. 直前対策をする
最後に直前対策です。
もうここまできたらやることはあまりありません。
主に使用するのは直前対策用の参考書と、先ほど説明した『本番直前用ノート』です。
本番直前は、新しい問題をばんばん解きまくる、というよりも
1度解いた問題を確実に自分のモノにするということを意識してください
その理由はさっきも説明しましたね。
それに加えて、本番前に自信をつけることもできます。
今まで本番直前用ノートを何度も復習して、過去に間違えた問題ができるようになっているというのは、成長したことの裏付けとなります。間違いないです。

ここまで頑張ってきた自分に自信を持って本番に臨んでやりましょう
4.本記事のまとめ
最後に本記事のまとめを載せておきます。
- まず模試を解く
- 課題を見つけて対策を始める
- 習慣化がとにかく大事
- 自分に自信を持つ
これら1つ1つを意識して日々勉強していれば、あなたが目標点数を超える日はそう遠くありません。
このサイトでは他にもTOEICに関する記事が多数ありますので、なにか気になることがあればそちらもご覧下さい。
ではまた。
